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京都市交響楽団定期演奏会の感想

昨日は京都市交響楽団の定期演奏会に行ってまいりました。

会場:京都コンサートホール 大ホール
指揮:山下一史
ピアノ:田村 響

曲目:シューマン/「マンフレッド」序曲 op.115
シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
シューマン/交響曲 第2番 ハ長調 op.61

オール・シューマンプログラムですね。以下、感想です。
まずマンフレッド序曲。山下さんは一曲目から飛ばしておられました。力強く重厚な音楽を創ろうとされているように見受けられましたが、オケの方はまだあまり乗っていない感じでしたね。ただ木管は相変わらず上手さが光っており、特に序奏部のオーボエ・ソロが美しい!ヴァイオリンセクションはもう少し厚みがあるとよかったかなあと思いました。  

お次はピアノ協奏曲。ソリストは田村響さん、若干24歳。数年前、ロン・ティボー国際コンクールで優勝し、話題になっていましたね。田村さんのピアノは、粒立ちの美しい繊細な音で、よくコントロールされ、丁寧に造りこまれた音楽という印象を持ちました。ただ部分部分でもっとピアノが表に出てきてもいいのではと思う箇所やもう少しアンサンブルに積極的に絡んだ方が曲の面白さが出たのではと感じる箇所がありました。それから、指揮者とソリストのテンポ感が微妙にズレてるんじゃないかという感もありましたね。指揮者のテンポに若干ブレがあったのも一因かもしれません(特に3楽章)。 

アンコールはショパンの「子犬のワルツ」。最後、ミスってしまわれましたが、まあこれはご愛嬌というか、プロの演奏家でもそういうこともあるんですね、という感じ。ご本人は不本意かもしれませんが、個人的には多少ミスがあっても人間味があってよいのでは、と思いました。あの大曲の後だから疲れもあったでしょう。

さて、休憩を挟んで本日のメイン、交響曲第2番。とにかくテンションの高いエネルギッシュな演奏でした。スピード感もいい。でもただ熱いだけでなく、複雑に構築された作品の中からシューマンの意図したことを浮き彫りにしていく緻密さもありました。第4楽章では、対位法的な動きがよく見て取れて面白かったです。細部まできっちり造りこまれた見通しのよい演奏という感じでしょうか。後、それほど編成が大きくないのに、スケールが大きく重厚に聴こえました。(編成は2管編成で、ホルン、トランペットは2人ずつ、トロンボーンが3人。対して弦は7-6-5-4-4プルトと多め)。この点も山下さんの持ち味なのでしょう。全体的に聞きやすい演奏だったのですが、欲を言うと、もう少し内面的な部分を掘り下げて欲しかったかなあ。シューマン特有の「不安定さ」をあまり感じなかった。つまりシューマンの音楽における陰と陽が交錯するような「不安定さ」が鳴りを潜めて、健全で明るい音楽に仕上がっていたような気がしました。

今日の演奏会全体を通して私が感じたのは、山下さんという指揮者の良さは、スケールが大きく、構築的な交響曲の演奏において最も発揮されるのではないかということです。機会があれば、彼のベートーヴェンやブラームスの交響曲を聴いてみたいと思いました。

今月のコンサートはこの京響定演しか行かないのですが、10月、11月とコンサートが目白押し。今から楽しみです!
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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

コメント

bl仲間として、と言うよりは、音楽仲間としてこれからもよろしくお願いしします( ̄▽ ̄)
ブログにもレビュー沢山書いてらっしゃるんですね。お忙しいそうなのに、すごい!

Re: タイトルなし

夜さん、はじめまして。コメ、ありがとうございます!
夜さんも音楽お好きなんですね。月に何度かコンサートに行くので、ちょくちょく音楽ネタも書けたらなあと思っています。
なかなか更新できないブログですが、また音楽やblの話で盛り上がれたら嬉しいです♪
今後ともよろしくお願いします。
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