FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いおかいつき『君こそ僕の絶対』

今日は、出身大学で研究会でした。やっぱり母校は落ち着きます。大学院に6年いましたからね~。しかも後半は、研究室に入り浸っていましたし(ほとんど住んでた?)。かなり愛校心は強いです。

さて、久々にBL本のレビューです。今までに読んだ本をこれからちょっとずつでもレビューして行こうかと。今日はいおかいつき先生の君こそ僕の絶対 (幻冬舎ルチル文庫)。半年以上前に読んだのですが、定期的に読み返す大好きな作品です!とにかく主役カップルのキャラが魅力的。

君こそ僕の絶対 (幻冬舎ルチル文庫)君こそ僕の絶対 (幻冬舎ルチル文庫)
(2006/03/15)
いおか いつき

商品詳細を見る

白バイ隊から刑事になった諏訪内真二は、ある事件をきっかけに担当エリート検事・高城幹弥と恋人同士に。忙しいながら、相変わらず高城に夢中な真二だったが、ある日、刑事課を尋ねてきた弁護士に敵意に満ちた態度を取られ面食らう。その新米弁護士は、高城の双子の弟・優弥で、兄の恋人を見ようとやってきたのだ。何かと高城にも敵意を向ける優弥に、真二は…。(あらすじより)
絶対シリーズ第2巻。ラブラブ度はアップしてます。刑事と検事というカップルですので、事件の捜査を基調としてストーリーが展開していくのですが、サスペンスの度合いは低いですね。割とすんなり解決します。事件の捜査は、あくまでも二人の接点であり、二人のロマンスは、職場恋愛のような様相を呈しています。職場恋愛、大好物です♪

前作では、仕事に対する厳格さゆえに、刑事たちから敵視されていた高城ですが、真二の人徳によってか、今作では、「鬼検事」扱いされながらも、前作よりは刑事課の雰囲気に溶け込んでいて、ほのぼのとした雰囲気が出来上がっていたように思いますね。

お話は前作同様、真二の視点で進んでいきます。高城のことが好きで好きでしょうがない真二。そんな彼は、「好きすぎて不安になる」という悩みを抱えています。仕事で高城と顔を合わせると、ついつい一挙手一投足を目で追ってしまう。高城が目を合わせてくれないと不安、自分の気持ちが高城の負担にならないか不安。

この辺すごくよく分かります。恋愛って上手く行ってても、つねに不安が付きまとうんですよね。不安ってはっきりした対象がない漠然とした感情で、実体が掴めないゆえに、深まっていくんだと思うんです。

思うに、恋愛における不安って、相手の気持ちが「見えない」ということによるのは勿論のこと、同時に自分自身に対する戸惑いのようなものも含んでいるんじゃないでしょうか。「好き」という感情によって自分自身が揺り動かされているような戸惑い、人を好きになることによって、自分が自分の意思ではどうしようもなく変わって行く、自分が知らなかった新しい自分が見えてくる、そういうことに対する戸惑いというんでしょうか。相手に対する気持ちが真剣であればあるほど、戸惑い、不安も大きくなるような気がします。

「好きすぎて、自分の気持ちがコントロールできないんだ」という真二の言葉には、彼の初めての本気の恋がもたらす戸惑いや不安が表れていると思います。

そんななか、高城の双子の弟、優弥が被疑者の弁護士として登場。登場早々、真二に敵意を向けてきます。なんとお兄ちゃん、「男と付き合っているから結婚はできない」と家族にカミングアウトしちゃってたんですね。このバカ正直さ、真っ直ぐさに天晴れです。当然の流れでしょうが、優弥は大反発し、兄の相手を見るために出張にかこつけて横浜にやってきたわけです。が、二人の結び付きに水を差すことはできず、まったく深刻な事態にはなりませんでした。というか、高城と優弥の兄弟げんかは完全にコメディ調なんですよ。弟との取っ組み合いばりのけんかに高城の本性を見た気分です(笑)「今度こそホンマにお前を殴ったる」ってw

優弥は実のところ、超がつくブラコンですね。自分が持っていないものをすべて備えているように見える兄が、自分のキャリアを犠牲にしてもいいと思えるほどの相手と出会ったことがショックなんだろうなあと思います。このブラコンを解消するには、彼にもそういう全てを賭けてもいいと思える相手にめぐり合うことが必要でしょう(笑)ちなみに、彼のロマンスは、『恋する絶対の法則』にて描かれます。

結局、優弥の出現は、二人の絆を強めただけでしたねwお互いにどれだけぞっこんかを確認できて、真二の不安も吹っ飛びます。さらに、優弥のお陰で、お兄ちゃんは、恥じらいも捨ててしまわれ、ますます大胆に。
「(優弥は)お前にはもういろんな俺を見られてるいうことを気付かせてくれた」「今更はずかしいことなんかないわな」
相手にすべてを曝け出せる恋愛って素敵ですよね。真二と二人きりのときの素の高城は、照れ隠しで口が悪くなったり手が出ちゃったりと可愛らしくて、一見、仕事モードの高城と同一人物と思えません。

でも、仕事モードの高城も実は、真二のことが気になってしょうがなくて、重要な用件があるわけでもないのに、つい真二に会いたくて刑事課まで来ちゃったりしてるんですよ!(「俺は公私の区別は付けたいんだ」とか言ってたのにね~)。そんな自分に戸惑いつつ、でも全然戸惑っているそぶりは見せずにクールなポーカーフェイスを装ってるwもうね、この人のこういうギャップが可愛いすぎます!

前回は、高城の気持ちが今一つ見えなくて、真二の一途さにほだされちゃったのかな~という感がしなくもなかったのですが、なんのなんの。高城も真二に夢中なんですね。お互いに相手に夢中で、そんな自分の気持ちにちょっぴり戸惑いながら。ってホントに似たもの同士ですね、この二人。すれ違いが好きな私も、ここまで二人の気持ちがぴったり「隙間なくくっついて」いると、清々しくなります。

真二は相変わらずの忠犬ぶりですが、高城ってばすっかりご主人さまが板についてきていますね。高城から「許す」とか「泊まっていけ」と命令されて嬉しそうに(見えない)尻尾をふってる真二。こちらも可愛すぎる。もうこのカップルはどこまでも甘々のバカップルを貫いて欲しいです!
スポンサーサイト

テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : 本・雑誌

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。